こんにちは、もめん畑の福原です。

手芸や洋裁に興味があってもなかなか手を出せないという声はよ~く聞きます。
モノが溢れ、何でも安く買える時代、私たちの生活は「作る」ことからかけ離れていますから、当然だと思います。
私がよく聞くのはこんな声です。

道具がない
場所がない
やり方がわからない
材料の揃え方がわからない
時間がない
やり始めてから行き詰まってしまう

道具がない

いくつか必須で必要になるものがあります。
本当に最低限だと、針と糸とハサミ。
手縫いもなんなんで、まー普通に必要なのが、ミシン、アイロン。
加えてまち針、針山、印付けのペン、リッパー…やり始めるとあれも要った、これも要った…となるのが洋裁です。

場所がない

私も一人暮らしのときはこれに悩まされました。
特に服を作るときに裁断をするスペースがない。
床にへばりついてやってたのを覚えています。

やり方がわからない

手引きがなければ、服の作り方なんて普通わかりません。
貫頭衣という、布に頭を出す穴を開けただけの原始的な服がありますが、さすがにそれじゃ過ごせません。
今はお洒落な型紙が載っている洋裁本が沢山あるのでそれが解決策となりますが、いざ本を開くとこれまた障害が立ちはだかるというのはよく聞く話です。

材料の揃え方がわからない

この服を作るのに何メートルの生地が要るの?
よく受ける質問です。
足りないのも困る、余るのも嫌、当然です。
用尺の出し方にはある程度法則があります。

時間がない

まーこれは…どんな趣味でも同じですね。
「楽しみ≪時間のなさからのストレス」な方は服は買った方が早いでしょう。
でも、早く作るコツというものはあります。
また、お直しやリメイクなど、ちょこっと手を加える術を知るだけであなたの衣ライフは随分と豊かになるはず。

やり始めてから行き詰まってしまう

いざ始めたのに途中止めのものが沢山あるというのもよく聞きます。
時間がかかりすぎて飽きてしまう、行き詰まって進めなくなった…が主なのが原因かな。
特に最初は、すぐに完成して達成感を味わえるものがいいですね。

 

じゃあどうすれば…

…とまあこんな感じで、友人やお客さまから嘆きの声をよく聞くわけです。

これらをまるっと簡単に解決することはできませんが、私が強く思うことはこれ。

一人で作らない。

道具、場所、方法、材料、時間…色々な制約がある一方で、現代には色んな情報とツールが溢れています。
わからないことをすぐに調べられたり、お洒落なパターンの載った洋裁本があったり、動画で作り方が見られたり…。
色んな人の叡智をいつでもどこでも拝借できる環境、それってすごいことです。

そして自分で調べてもどうにもならないことは、他人を頼れば解決します。
近所の手づくり上手なおばちゃん、地域の手芸屋さんに聞いてみる、最初はカルチャースクール等で手解きを受けるのもありですね。
自分にとって頼れる人がいるかいないかで、意識は全然変わります。
仲間が居ることで解決できたり、継続できることもあります。

手芸や洋裁は、サッカーのようなチームプレーでないけれど、一人で全てを完成させるにはハードルが高い行為だと思います。
「誰かと一緒にやれ」という意味ではなく、
ヒトでもモノでも情報でも、ぜひ自分にとっての見方を見つけてください

そういう気持ちでやってみると、心が軽~くなるはず。

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